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西野輝くん & 白鳥こころちゃん

【1-1】女子生徒が次の授業で使うからと、体育倉庫にストップウォッチを取りに来ていた。あまり足場の良くない所に何とかよじ登って取ろうとしてた所を偶然通りかかる。「危ない」もしくは「パンツ見えそう」と声を掛けると、女子生徒が驚いたのかバランス崩す、慌てて助けようとして抱きしめるように庇う、もしくはそのまま一緒に倒れる。
【1-2】両片思いの2人。「好きな人いるの?」と聞かれる。「…え?」「いるの?」「…いるけど」「誰?」「内緒」と言いながらちょっと赤くなっていると、相手がそれに溜まらなくなって壁ドン!「教えろよ」とちょっと強引に迫られて「…あんただよ」と言いながら目を逸らす。

モデルは初めてですねー。貴重な経験です。

(「ひーかーるーくんっ!」と声を掛けてきたのは漫画研究部に所属する少女だった。ワザとらしく可愛い子ぶったように聞こえるその声、可愛いらしいと思えるのは西野の才能かもしれない。)今日はどうしましたー?(聞けば次の校内コンクールの手伝いをして欲しい、出来れば今日の放課後時間をもらいたい…との事。特に今日は予定もないしと頷けば、また放課後にと言って少女は去って行った。――そして放課後、連れてこられたのは体育倉庫。こんな所で何の手伝いを?と考えていれば、徐に紙を渡されて。目を通すと、あぁ…これは少女が好きそうな漫画的シチュエーションである。これを少女相手に行うのかと問えば、そうではない。自分は監督だ。相手役は……よし、あの子にしよう。そう言って、通りがかった女子生徒に目を付けたらしい少女は駆け出して行った。)……パンツ見えそう、は流石に失礼ですよねぇ。(という西野の独り言だけがその場に残された。)

貴重だけど…もう二度とやりたくないかな…。

(放課後、特に予定も無いのでChouchouにでも行こうかと考えながら教室を出た所、面識の無い女子生徒に捕まった。下級生だそうだが、如何にも押しが強い。自己紹介もそこそこに、此方が動揺している内に手を引かれ、状況も掴めぬ儘学園中を歩き回った。突然手を離されたかと思えば彼女が体育館倉庫から出てきた別の女子生徒と会話を始める、知り合いらしい。話が付いたのか彼女が一旦戻って来たかと思えば、「白鳥先輩よろしくお願いします!」と又も手を取られて、出てきた女子含め3人で倉庫内へ。此処で漸く紙を渡され、交互に紙に書かれたシチュエーションをやるのだと説明された。但し、内容を見る前に「跳び箱の上に乗ってあの棚からストップウォッチを取ろうとして下さい、輝君が声を掛けたらうまい具合に落ちてください」と言われたので未だ詳細は把握していない様子。彼について判ったのは「輝」という名前だけだ。)よ、ろしく…お願いします…?(何で、とか、ジャージに着替えたい、等思う所は有るが、人見知りで何も言い出せず、取敢えず仏頂面だが相手役の彼に軽く会釈を。)

あはは。確かにモデルってやる人を選びますからねー。

(渡された紙を見ながら駆け出して行った少女を待っていると、戻って来た時には女生徒が3人に増えていた。どうやらモデルとなる彼女も別の部員に頼まれたらしい、と納得。彼女への説明で、先ずは自分に与えられたシチュエーションをやるのだと理解すれば、会釈する彼女にへらりと笑いかけて。)1年の西野輝ですー。よろしくお願いしますねぇ。ええと、先にお名前窺っても?(なんてこてりと小首傾げて。――そして自己紹介が終わったら、実践とでも言うのだろうか?跳び箱の上にと彼女は指示されているから、それの邪魔にならないように。かつ何かあったら手が出せるような位置に。…これはシチュエーションの事もあるが、本当に彼女が怪我をしないようにと思ってのことである。)

貴方はプラスに捉えてて凄いね…嫌じゃないの?

(初対面の相手に笑顔を向ける事が苦手で、普段から冷たい印象を与えてしまうが、彼の表情を伺うに余り気にして居る様子は無い。内心安堵しつつ、彼の問いに口を開く。)あ、…私は白鳥、です。…えと、じゃあ、始めるけど。(誰に対しても苗字でしか名乗らない。そして今回は年下を相手に自分の学年を言うのが憚られて、我乍ら寂しい自己紹介になってしまったと思う。自己紹介が終った所で、三人に見守られる中指示通り跳び箱の上へ。元来運動神経は悪い方では無いので、緊張はしつつも軽やかに登った。背伸びして真直ぐ手を伸ばせば届く位置に目的の物は有るが、此処で取るべきでは無い、と判断して届かない風を装う。こんな所で何をやっているのだ…と自問自答しながら)

マイナスに考えるより良いかなと。多少は困りましたけどね(笑)

(仏頂面にも見える彼女。単に人見知りなのか、この「お願い」が断りきれなくて困っているのか…きっとどちらかだろうとは思ったが、基本的に女子生徒相手に強く出れる西野ではない。自分は出来るだけ彼女に友好的な態度を取ろう。それだけである。名を尋ねれば返ってきたのは苗字だけだったが、それも何か理由があるのだろうとむやみに詮索はしない。彼女から話してくれるのを待つのが西野のスタンスだ。)白鳥さんですねー。頑張りましょう。(なんて。彼女が器用に跳び箱の上へのぼり、ふらついたりしていない事を確認したなら、一度体育倉庫の外に出て扉を閉める。それは単に西野のアドリブ、通りかかったという設定なら必要に感じたからだ。――ひと呼吸おいて、扉を開ける。すぐに彼女の姿を見つけた風を装って、近づこう。そして、)危ないですよー。色んな意味で。(危ないのは本当だった。だって、彼女のスカートは他の女子生徒と比べても短い方だったから。これ以上西野が近づくか、彼女が背伸びでもすればきっと…流石に口に出すのは憚られて、察してくれるのを期待しよう。)

プラス思考羨ましいな…でもやっぱり、困るよね、

(此方のつっけんどんな対応に嫌悪感を抱かれたかもと内心気になるが、少なくとも表情からは相手が不愉快になって居る所は読み取れない。緩い反応に安堵しつつ、頑張りましょうと言われればこくりと頷き一つ。彼が出て行ったと思ったら、扉が開く音に一瞬物怖じするが何とか平静を装い。声を掛けられる事は解って居たのに、次いで投掛けられた言葉にどきりと心臓が鳴る。彼の言う「色んな意味で」と云うのが何を指すのかは直ぐに理解は出来た。振り向き彼に視線を落とし、焦ったようにスカートを両手で抑える。と、ここでバランスを崩した振りをして上手い具合に落下…する筈だったのだが、変な方向へ飛び降りて着地。当然NG、その後も彼に同じ動作をさせてしまう事に。かなり居た堪れなかったが何度目かの挑戦で漸く其れっぽく足を滑らせて落ちる事が出来た。慣れて来たのか「きゃっ」と落ちる際にぎこちなく声を挙げて。スカートを抑える手は不自然だが其処は妥協して貰おうと。)

プラス思考は訓練で取得できますよー。継続は力なりです。

(演劇部だとか芸能活動をしているだとか。そんな理由がない限り、シチュエーションを与えられての演技なんてする機会なんてない。勿論西野だって初めてだし、彼女だってそうだったのだろう。ぎこちない動きはそんな印象を与えた。掛けた声、意味を察してくれたようで内心一安心。NGになった事は気にならない、半分は自分のせいだろうと自覚はあったから。何度目かの挑戦、落ちてきた彼女を庇うように腕を伸ばす。上手い具合に受け止められれば格好がついたかもしれないが、そこは体格も運動神経も平々凡々な西野。尻もちをついた後一緒に倒れ込んでしまって。それでも倒れる際に彼女を守るように身体は動いた。)大丈夫?怪我はない?(倒れ込んだ姿勢のまま、彼女に問いかけて。スカートを抑える様にしていたから、腕を捻ったりしていないかが少々心配だった。咄嗟の事だったから、普段意識している間延びした口調ではなかった。)

訓練って、自己啓発書読んだりとか…?

(何も言わず素直にNGに応じてくれる彼に申し訳なく思いつつ、「ごめんなさい」と内心。落下の刹那、遂に上手く出来たと思うも、受け身も取らずに落ちる事は故意であっても恐怖であり無意識にきつく目を瞑って居た。普段なら身体が触れ合うだけで過剰反応してしまう所だが、流石に考える余裕も無く成すが儘に。二度の衝撃を経た後、間近で彼の声が聞こえた。)う…大丈夫…(高所から落ちた事を考えれば軽い程度の痛み。薄く目を開き視界がクリアになった所で、彼の言葉の意味と状況を把握する。)ごっ、ごめんなさい…!(自身に負傷が無いのだから、彼への負荷が大きいのは直ぐに理解できた。慌てて半身を起こし切羽詰った表情で、彼の様子を窺う様に。)

いいえ。毎日の心がけです。日々心がける事で変わりますから。

(先に尻もちをついたから、背中への衝撃は大した事はなかった。頭も少しばかり浮かせていたから床への直撃は避けられた。だから、西野に怪我はない。)大丈夫なら良かったですー。(自分は大丈夫だし、彼女も大丈夫だと知ればホッと一安心。口調もいつものように間延びしたものへ。慌てた様に謝る彼女にへらりと笑いかけて、自分も何ともない事を伝えよう。)僕も大丈夫ですー。白鳥さんに怪我がなかったようで何よりです。(切羽詰った様子の彼女を安心させるように片手をついて、上半身を起こして。彼女と顔が近くなりすぎないように気を付ける。そしてにっこりと彼女に笑いかけたところで聞こえてきた拍手、部員2人のものである。「OKです!」と自分に頼んだ少女が言った。)

プラスな考え方が…思いつかないときはどうしよう?

(彼が半身を起こした一瞬、臆して肩が力んだが少し距離を取ってくれたので直ぐに緩む。部員の拍手と彼の落ち着いた柔らかい物言いに安心して、緊張の糸が切れた様に「はあーー」と深い溜息を。とにかく終わって良かったと脱力するように一度肩を落とし、直ぐにピンと伸ばして)えと…支えてくれてありがとう。その…色々ごめんなさい。(悔やむ様に俯いて。何度もNGを出した事、倒れこんでしまった事。彼は大丈夫と言ったが尻もちをついた時も倒れた時も痛かっただろうから。…これで終わったと思い込んで居た、此処で自身を連れ回していた部員が寄ってきて、姿勢を低くし互いに見える様に懐から紙を差出して「じゃー次はこれ、お願いします!」と屈託無く笑うのだった。)

思いつかなくても、考えるだけで変わると思いますよ。

(溜息を吐く彼女にふふ、と笑いかけて。)いいえ、気にしないでくださいー。先程も言いましたが、僕は大丈夫ですから。(そして拍手をしていた部員がやってくれば、不思議そうに首傾げ。紙を差し出されれば、あぁそういえば…と思い出すのだ。紙に書かれた内容を読んで、苦笑。これもまた…と思うような内容である。彼女が立ちあがれば西野も立ち上がろう。そして、彼女を見ればへらりと笑いかけて。)白鳥さん。(どうやら西野の中では既に始まっているようである。)好きな人、いるんですか?(にっこりと笑い掛けながらも、少しずつ彼女との間を詰めようとするのか。)

ん…じゃあ、頑張ってみる、明日から。

(嫌味の無い言葉と彼の纏う柔らかい空気に気が緩む。再び小さな声で「ありがとう」と呟く様に告げる。部員から渡された紙を一読し「えっ」と若干躊躇したが、彼女の笑顔とさも当然の様に依頼する口調に断る事も出来ず観念して立ち上がる。唐突に彼が声を掛けて来たので)はっ、はい。(間抜けな返事をし彼に向き直る。続く言葉で実演が始まったと気付いた。「え」と頼り無い声を出しつつ、おろおろと視線を彷徨わせる姿は演技では無いが強ち間違いでは無いだろう。少しずつ接近して来る彼に、反射的に同じだけ後ずさる。壁際に至る頃には冷静さを取り戻していた。台本通りであれば再び彼に問われる筈。其の言葉が聞けたなら「いる、けど」と矢張り視線は合わせずに答えるのか。)

はい、明日から頑張りましょう。僕も頑張りますー。

(演技の経験がないのは恐らく自分も彼女も同じだが、2人を比べれば自分の方が少しだけ演技には向いているようだ。別に彼女がNGを出すことには微笑ましく思えど嫌な感情は全くないが、彼女自身がNGを出す事に申し訳なさを覚えている…そう先程のシチュエーションで感じた西野は彼女が意識をする前に次の演技をスタートさせた。その方が上手くいくのではないか、そう思ったから。やはり思った通り。おろおろと視線を彷徨わせる様はこのシチュエーションには合っていたし、少しずつ冷静さを取り戻しているようには見受けられる、台本通りの台詞を投げ合っていれば上手くいくだろう。)いるんですか?(その台詞を吐く頃には壁際まで彼女を追い詰めていた。視線を合わせない彼女の顎に手を掛けこちらへ向かせ――彼女が嫌がればすぐに手は離れるけれども。)…誰ですか?(視力が悪いせいで目つきが悪い西野。だから普段笑顔を心掛けているのだが、笑顔を消せば少々キツく、強い眼差しが彼女に向けられる筈。)

うん、永遠に来ない明日にならないようにしないと…

(先の演技では随分と迷惑を掛けてしまったので、今回は一発OKを貰いたい所。高所からの落下と比べれば、内容も漸進的なもので此方にも考える余裕が出来ていた。突如始まった演技には驚いたが、結果的に自然と段階を踏めて行けているので、彼の思惑通りなのだろう。――不意に伸びて来た彼の手、自身の肌に触れると全身が強張った。演技だと判って居るので、逃げたり振り払ったりはせず、成すが儘彼に顔ごと目線を向ける。眉を八の字に寄せて、困った様な、泣き出しそうな表情に見えているかも知れない。自身にとっては演技の心算、相当緊張しているのは見て取れるが、其れでも何とか取り繕おうという努力の結果だ。)な、内緒!(近距離なので声量は抑えたが、彼の強い眼差しに対抗する様に語気強めに答える。此れは指示の内容から若干勝気なキャラを読み取った為。此方も困惑の表情は改め、真顔で彼を見る。彼以上に鋭い目付きの自身は、何もしなくても挑戦的な眼差しに見えるだろう。本来は此のタイミングで赤くなる指示、しかしもう随分前から頬に紅差していた。)

永遠に来ない明日…なんだか物騒ですね(笑)

(手を伸ばせば彼女が強張ったのが解った。それは演技と言うよりも素の彼女のような気がして少しだけ申し訳なく思ったが、上手くいっているここで止めるわけにもいかず。こちらを向いた彼女が泣きそうに見えて、罪悪感が募る。演技ではなく、西野の瞳が少しだけ揺れた。)ふーん…(内緒、と言われれば何かを考える様に一度彼女から視線逸らしてそう言って。次は強引に迫る段だ。顎に触れている手とは逆の手で、バン、と壁を叩くと同時に顎の方の手を離して彼女の耳に口を近づける。)…教えろよ。(少しばかり低い声を意識して。――頬に紅が差している彼女だが、シチュエーションに酔っているのか西野だって少し前から頬が紅かった。)

明日になっても、明日から頑張ろうって思っちゃうかも

(一瞬、彼の瞳に動揺の色を宿した様に見えたのは気の所為では無いだろう。此方も思わず頓狂な顔を浮かべてしまったが、視線が逸れた時に慌てて取り繕う。今回は一発で決めなければ、そう気を持ち直した。一拍間を置いて顔の直ぐ横で壁を打ち叩くは台本通り、然し衝突音に吃驚してぴくりと肩を揺らしてしまう。次いで耳元に寄せられた低音気味の囁きには何故だか胸が鳴るのを感じた。息が詰まって次の言葉が出て来ないのに、それでも続けなければ終わらない。何とか息を吸って数秒の沈黙の末)…あんた、だよ。(絞り出すように言葉を紡ぐ。まともに顔を上げる事が出来ず、伏し目がちになってしまったのは致し方あるまい。――どれ位時間が経ったか、きっとほんの少しだろうけれど。先と同じように依頼主である漫研部の拍手する音が響く。どうやら無事終了したらしい。気が抜けたのかその場にへたり込んで深く息を吐くと)西野君…お疲れさまでした。(相変わらず真っ赤な顔で、へにゃりと頼り無い微笑みを。)

それは…でも僕も掃除とかに関しては思っちゃいます(笑)

(壁を叩いて台詞を言って。訪れた数秒の沈黙、やりすぎただろうか?少しばかり心配になった時、彼女の声が聞こえた。演技だとは理解していても、絞り出すようなその声にハッとして。それは顔にも表れていただろう。視線の合わない彼女をじっと見つめて。――聞こえた拍手、それに終わりを察すれば、彼女から離れて。するとへたり込んでしまった彼女、驚いて彼女と同じ視線になるようにしゃがみ込もう。)大丈夫ですか?…はい、お疲れ様でした。白鳥さんも。(普段の西野なら、ここで手を伸ばして彼女の頭を撫でるところだ。だが、彼女は人にか異性にかは解らないが触れられる事が苦手だろうとは察していた。だから、同じ目線の高さでへらりと微笑んで。)頑張ってくれてありがとうございます。(そして、手を差し出して。彼女がその手を取って立ち上がってくれれば安心だし、もし一人で立ち上がるのならしっかりと立ち上がるまで見守るつもり。こうして、西野と彼女の実演は終わった。「ありがうごさいました!」と嬉しそうな表情で去って行く部員を見送った後、西野も「帰り、気を付けてください。それとも、送りましょうか?」と彼女に問いかけた。彼女次第でこの後の西野の動きは変わるのだろう。)

後で出来るって思うと、つい後回しにしちゃうよね。

(緊張の糸が切れ力が抜けて座り込むと、動揺に彼もしゃがみ込む。演技中は少し怖い印象があったが、改めて見ると出会い頭の優しそうな青年に戻っていた。)大丈夫、ちょっと気が抜けただけ。(情けない、と呟いた所で差し出された手、普段なら羞恥心が先行して其れを取る事は叶わないだろう。然し未だ高揚した精神状態では上手く頭も働かず、意外な程素直にその手を取り立ち上がる。)此方こそありがとう、…相手が西野君で良かった。(初手は自身の失態で何度もやり直しをしたが、其れでも何とかやり遂げられたのは彼の御陰で、二度目の演技が上手く行った事も彼の先導に因るものだと諒解しての素直な気持である。目的を果たして去り行く部員を彼と見送ると、彼の申し出には緩く首を振って)いや、大丈夫。その…ありがとう。気、使ってもらって。(帰路は別だが、昇降口までは一緒に向う事になろうか。薄く微笑むと通学鞄を手にすると、共にその場を後に――)
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