(桜舞う鵯神社境内にて)

(4月8日の日曜日。ノートで提案したお花見の日が来た。朝起きて最初に気付いたのは時間を決めて居なかったと云う事で。)…しまった。(当日にノートに時間を書いた所で如何し様も無い。成る様に成るだろうと取敢えず今日の準備を。ゆるっとした白Tシャツに黒のスキニーパンツというシンプルな服装で、寒くなった時のために念のためパーカーを鞄に忍ばせた。同じ学園に通う姉に声を掛けてみたが唐揚げ作りで忙しいらしく、先に出発して宣言通り飲み物を買い求めてから目的の鵯神社へ。時刻は10時半。未だ誰も来ていないらしい。穏やかな陽の下で風に揺られて桜が舞う。晴れて良かった等と思いながら皆が来るのを待つのか―)

綺麗ですねー。桜は毎年見ても飽きません。

(ノートで提案されていたお花見当日、細身のデニムに明るいグレーのパーカーを着た西野。神社へ向かう前に適当に飲み物と紙コップ、紙皿、割り箸、ウエットティッシュを買っていこう。途中で見かけた和菓子屋で苺大福を衝動買いすれば、今度こそ目的の鵯神社へ。時間は決まっていなかったと思うが、昼前に行っておけば良いだろう…なんて思っていたが、着いたのは11時少し前。境内を見回して何処だろう?と思うのも束の間、以前フレディでの集まりで知った顔を見つければ、そこに向かっていこう。)おはようございますー。雛ノ森学園のお花見会場はここで合ってますかねぇ?(と彼に問うてみて。合っていれば、背負っていたリュックからレジャーシートを取り出して、適当な場所に広げようとするのか。そしてシートに座れば先に来ていた彼に苺大福を勧めつつ、雑談でもしながら他の人が来るのを待とうと。)

わっかる!!この時期しか見れないから見たくなるよね〜

(お花見が開催されるその日。行きたいと言った女は結局ほぼ手ぶら。途中コンビニで買ったポテトチップスを引っ提げて足取り軽く神社へと向かった。)あっ!!やっほ〜〜はるるんにキラリン〜〜!よっこも来たよ〜〜!(見知った顔がそこにあれば迷うことなくそのレジャーシートに近づいて。掌をひらひらさせながら遠慮なしにその輪に加わろう。「ポテチ買ってきた!!」とドヤ顔で広げれば綺麗に咲き誇る桜の木の元で楽しい宴の始まりを予感するのか。他のメンバーが集まってくるのを待ちつつも桜の花に負けぬくらい、話に花を咲かせよう。)

そんで花見しよって思った次の週末には葉桜でしょぼーんするやつ

(お花見と言う名のノートオフ会、場所だけは指定したものの果たして人は集まるのだろうか。集まったとて本当に観賞会で終わるのではなどとひとりあれこれさてはて考えた末に、何故か早朝からいなり寿司を作り出した杵原。気付けは日も高くなり昼時に近づいていた。「嘘やーん!」と叫びながらボーダーのロンTに若葉色の半袖のパーカー、明るめの茶色のカーゴパンツは七分丈という服装でスニーカーも履ききる前に家を出ようか、その手には早朝からこさえたいなり寿司はなく、玄関を出た後に母に呼び戻され忘れたことに気付く。再び姿を表したときには風呂敷に包んだ二段の重箱をしっかりと持ち、足取り軽く神社に向かうのだろう。その時刻は11時に差し掛かろうかという頃だった。神社に到着すれば辺りを見渡し己と同じ年頃の男女のグループを発見した。見たことあるような人物が居たため若干の不安があったが迷わずそちらへ向かい声を掛けようか。今度こそは顔と名前を一致させたいと思いながら)おこーんにちは!もしかせんでも雛ノ森グループさんやろか?ロト参上!(某ライダーのように腕を斜め上45度程振り上げた)あんさ、なに持っていったらええか分からんかったから朝から割烹着と三角巾付けて作ってきたねん。(そう言って申し分けなさげに重箱をつきだすのだろう)

…今年は、みんなで見られたから…よかったです。

(学園の人達とオフ会。雪野にとっては二度目のそれは、緊張もあるけれどそれ以上に楽しみでもあって。当日は、きょうのことばに書いたように桜餅とクッキーを作ろうと、せっせと準備にいそしんだ。その際、現在は寮生である仲良しのお姉さんがお手伝いにきてくれたのだ。今日は用事があってお花見には参加できないのだという彼女は、「梢ちゃん、楽しんでおいでね」と頭を撫でてくれた。そうして、オーソドックスなプレーンクッキーと桜餅ができあがれば、玄関を出る。1階のベランダにいる愛犬が、行ってらっしゃいというように一声吠えた。そんな雪野は白い襟付きワイシャツに水色のカーディガン、クリーム色の膝丈スカート、こげ茶色のパンプスという恰好で、髪はいつも通りひとつのおさげを肩口に流しているが、髪を桜色のリボンも一緒に編み込んでいる。そうした控えめなおしゃれのもと神社に到着すると、綺麗な桜たちに見とれるように感嘆の息をもらす。ほどなくして高校生くらいの男女のグループを発見すれば)………あ、あの…、…雛ノ森学園のみなさんで、お花見をするの…ここで、間違いないですか…?(おずおずといった様子であるものの、見知った顔も多いことからすぐにふわりと微笑んで)1年の雪野梢です。…私も、混ぜてくれませんか?(ぺこんとお辞儀をしてから、そうお願いしてみよう。みんなが用意してくれた差し入れに静かに目を輝かせつつ、自身も持ってきたお菓子たちを広げながら、仲間達とのおしゃべりを楽しもうか)